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サブ職種 公開 2026.07.05 更新 2026.07.06

看護助手から正看護師を目指すルート

看護師 中森 監修 平野
目次
  1. 前提:看護助手と看護師の資格の違い
  2. ルート1:3年課程に進学して看護師国家試験へ
  3. ルート2:准看護師を経由する段階ルート
  4. 学費の支援制度
  5. よくある質問
  6. まとめ

先に結論です。看護助手から正看護師になるルートは、大きく「3年課程に進学して一気に看護師を目指す」か、「まず准看護師になり、働きながら段階的に上がる」かの2つ。どちらも現実に多くの人が通ってきた道で、現場経験がある看護助手は、進学後の学びの吸収が早いという強みがあります。年齢制限で門前払いされる資格でもありません。

前提:看護助手と看護師の資格の違い

看護助手は資格がなくても就ける仕事で、療養上の世話の補助や環境整備を担います。一方、採血や注射などの医療行為は看護師・准看護師の独占業務です。現場を知っているのに、できることが増えない——このもどかしさが、進学を考える一番の動機になっている方が多いはずです。看護職のキャリア全体は看護師の仕事・転職ハブで整理しています。

ルート1:3年課程に進学して看護師国家試験へ

高校卒業(または同等資格)以上であれば、看護専門学校・看護短大・看護大学の3年課程以上に入学し、卒業時に看護師国家試験の受験資格を得るルートが最短です。

  • 向いている人:学業に専念できる環境を作れる人、20代などやり直しの時間を確保しやすい人
  • 現実的な工夫:夜間定時制のある学校や、病院の奨学金(系列病院での勤務を条件に学費を支援する制度)を使い、看護助手として働きながら通う人もいます

ルート2:准看護師を経由する段階ルート

一気に3年間の学業に入るのが難しい場合の、段階的なルートです。

  1. 准看護師養成所(2年)に入学——中学校卒業から受験できるため、学歴要件のハードルが最も低い入口です
  2. 修了後、都道府県知事試験に合格して准看護師に
  3. 准看護師として働きながら、2年課程(全日制・定時制・通信制)へ進学
  4. 看護師国家試験に合格して正看護師に

時間はかかりますが、2段目からは有資格者として給与を得ながら進めるのが利点です。なお通信制2年課程は、2026年4月入学生から入学要件が准看護師としての実務経験5年以上(従来7年以上)に緩和されました。准看護師以降の進学制度の詳細は准看護師の転職と進学の記事にまとめています。

学費の支援制度

具体的な金額や支給条件は年度・自治体で変わるため、ここでは制度名と確認先だけ挙げます。

  • 病院・医療法人の奨学金制度(系列施設での勤務を条件とするものが多い)
  • 専門実践教育訓練給付金(雇用保険の給付。対象講座かどうかはハローワークで確認)
  • 自治体の看護師等修学資金(区域内での就業を条件に貸与・返還免除がある自治体も)

いま看護助手として働いている職場が病院なら、まず院内の奨学金・進学支援制度の有無を聞くのが一番の近道です。進学者を送り出した実績のある職場は、シフトの配慮などのノウハウも持っています。

よくある質問

Q. 働きながら看護師の資格は取れますか?

A. 取れます。准看護師を経由する段階ルートなら、有資格者として給与を得ながら2年課程(定時制・通信制)に進めます。3年課程でも、夜間定時制や病院の奨学金制度を使い、看護助手を続けながら通う人がいます。ただし学業と勤務の両立は負担が大きいため、勤務先の進学支援の有無が現実性を大きく左右します。

Q. 年齢が高くても看護師を目指せますか?

A. 年齢制限で受験が閉ざされる資格ではなく、30代・40代から進学する人もいます。判断材料は年齢そのものより、学費と学業時間を確保できるか、資格取得後に働く年数をどう見込むかです。

まとめ

看護助手からのルートは「3年課程で一気に」か「准看護師を挟んで段階的に」の2つ。どちらを選ぶかは、確保できる時間とお金で決まります。進学を視野に入れた転職(進学支援のある病院への移籍など)を考える場合は、看護師向けエージェントの比較も参考にしてください。


出典:日本看護協会「准看護師のための進学特設サイト」厚生労働省 医道審議会保健師助産師看護師分科会資料厚生労働省「ハローワーク」(教育訓練給付の窓口)

最終更新:2026年7月6日