介護職の職務経歴書の書き方|テンプレート付き
介護職の職務経歴書は「特養で介護業務に従事」の一行で済まされがちですが、それは経験の1割しか伝えていません。 同じ「介護業務」でも、施設種別・利用者の介護度・人員配置で仕事の中身はまるで違う——採用側はそこを知りたいのです。経験を正しい解像度で伝える型をまとめます。
🛠 職務経歴書作成ツール(介護職用フォーマット)(※公開時はここに作成ツールが埋め込まれます。施設単位の入力フォームで、この記事の型に沿った経歴書が完成します)
経歴の型:5点セット
施設ごとに、この5点を書きます。
- 施設種別と規模:「特別養護老人ホーム(定員◯名・ユニット型)」——種別+定員+形態まで
- 利用者層:平均介護度・認知症の方の割合感・医療的ケアの有無
- 体制:日中/夜間の配置(「夜勤は◯名で◯フロア担当」)・夜勤月◯回
- 担当業務の中身:身体介護の範囲+固有の経験(看取り・拘縮予防・認知症のBPSD対応・レクの企画等、具体名で)
- 役割と変えたこと:リーダー・委員会(事故防止・褥瘡等)・新人指導・「◯◯の手順を変えて事故を減らした」
「夜勤◯名体制で◯名を担当」の一行は、あなたの実力を最も雄弁に語る数字です。遠慮なく書いてください。
職務要約3行の例
「介護福祉士として◯年。特養(ユニット型)で平均介護度◯の入居者様の介護に従事し、看取りケア◯件、フロアリーダーとして新人◯名の育成を担当。認知症ケアと夜勤帯の判断に強みがあります」
施設タイプ別の書き分け
- 入所系→入所系:介護度・夜勤体制・看取りの経験値がそのまま通貨です
- →デイ・訪問:「生活リハビリ・ご家族対応・送迎時の観察」など在宅寄りの経験を前へ。入所系の経験は「重度対応ができる」強みとして翻訳できます
- →管理職候補(施設長・SV):稼働率・シフト作成・採用/定着・行政対応の記述を最上段に(ハイキャリア介護職の記事の「管理の言葉への翻訳」を書類でやる、ということです)
- 未経験・無資格から書く場合:前職の翻訳(接客→ご家族対応・製造→安全手順の遵守)+研修受講状況。資格ロードマップのどこにいるかを明記します
介護職特有の注意点
- 利用者情報は書かない:個別のエピソードは「◯◯のようなケース」の抽象度まで。個人が特定され得る記述は厳禁です
- 資格は取得年月まで正確に:初任者→実務者→介護福祉士の階段は、それ自体が成長の証明。「実務者研修修了・介護福祉士は来年◯月受験予定」のように次の一段まで書くと計画性が伝わります
- 事故・ヒヤリハットの改善経験は財産:「事故を起こしたことがない」より「ヒヤリハットを◯件報告し、◯◯の手順改善につなげた」のほうが、安全文化を理解している証拠として強い記述です
よくある質問
Q. 数字にできる実績がありません。 A. 介護の数字は「体制と量」に眠っています。定員・介護度・夜勤回数・担当フロア・指導した新人の数・レクの企画本数——成果の数字がなくても、環境の数字であなたの経験の濃度は十分伝わります。
Q. 処遇改善の手当や給与のことは書きますか? A. 職務経歴書には書きません。給与は面接後の条件確認・交渉の領域です(確認項目は給与の記事)。
まとめ
- 「介護業務に従事」で終わらせず、5点セット(種別と規模・利用者層・体制・中身・役割)で解像度を上げる
- 体制の数字(配置・介護度・夜勤)が実力の証明。看取り・認知症ケア・改善経験は固有名で書く
- 資格は「次の一段」まで書いて計画性を見せる。作成はツールのフォーマットで
介護職向けの記事一覧はkaigoハブへ。全般の書き方は職務経歴書の完全ガイドを参照してください。
最終更新:2026年7月5日/project転職編集部
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