Webデザイナーの職務経歴書|ポートフォリオとの役割分担
Webデザイナーの応募書類は、職務経歴書とポートフォリオの二人三脚です。役割分担の原則は一つ——「作品はポートフォリオに、文脈と数字は経歴書に」。 経歴書に作品の説明を長々と書き、ポートフォリオに経歴を書く——この役割の混線が、クリエイターの書類で一番多い失点です。分担の設計をまとめます(ポートフォリオ自体の作り方は専用の記事へ。ここは経歴書側の話です)。
🛠 職務経歴書作成ツール(クリエイティブ用フォーマット)(※公開時はここに作成ツールが埋め込まれます。案件単位の入力フォームで、この記事の型に沿った経歴書が完成します)
役割分担の原則
| 職務経歴書 | ポートフォリオ | |
|---|---|---|
| 担うもの | 文脈・体制・数字・再現性 | 作品の質・制作意図・ビジュアル |
| 読み手の問い | 「どんな環境で何ができる人か」 | 「どんなものを作る人か」 |
| 形式 | A4・1〜2枚のテキスト | 別添(URL/PDF) |
経歴書の各案件に「※詳細はポートフォリオP◯」の参照を付けると、二つの書類が一冊として機能します。
案件の書き方:4点セット
代表案件を、この4点で書きます。
- 案件の型と体制:「◯◯業界のコーポレートサイトリニューアル(チーム◯名・自分の担当はデザイン全般+一部コーディング)」——制作会社なら顧客の業界、事業会社なら自社サービス名(可能な範囲で)
- 担当範囲:情報設計から?ビジュアルのみ?ディレクション込み?——「どこからどこまで自分か」を正直に。チーム制作で自分の担当を盛るのは、面接の深掘りで最も崩れやすい嘘です
- 制約と判断:納期・既存トンマナ・技術制約の中で何を優先したか。「なぜこのデザインか」を語る練習でもあります(面接の記事の「課題→意図→結果」の型)
- 数字:公開後の変化(CV・離脱・問い合わせ数)・制作効率(テンプレ化で工数◯割減)。数字のある案件が1つあるだけで、経歴書の水準が変わります
職務要約3行の例
「Webデザイナー◯年。制作会社で◯業界を中心に、サイト設計からビジュアルデザイン・一部実装まで担当(Figma・HTML/CSS)。リニューアル案件で問い合わせ数◯%改善の実績。※作品はポートフォリオ参照」
掲載できない実案件の扱い
- 守秘で見せられない案件:経歴書側で「◯◯業界・◯規模の案件を担当(作品は守秘のため非公開)」と文脈だけ書き、ポートフォリオは公開可能な作品+自主制作で構成します。非公開案件の存在を経歴書が証言する——これが二人三脚の使い方です
- クレジット・公開可否は前職のルールを確認してから。無断掲載は次の職場での信頼問題になります
スキル欄の書き方
- ツールは習熟度をセットで(「Figma:デザインシステム構築まで」「Photoshop:バナー・レタッチ」)
- コーディングは範囲を正直に(「HTML/CSS:静的ページの実装まで。JavaScriptは軽微な修正レベル」)——ここも盛らない区切りが信頼です
よくある質問
Q. 経歴書とポートフォリオ、選考ではどちらが重要ですか? A. 通過を決めるのはポートフォリオ、面接の質を決めるのは経歴書、が実感に近い分担です。ただし経歴書が雑だと「実務の再現性が読めない」で落ちることがあり、二人三脚の意味はここにあります。
Q. 未経験で実案件がありません。 A. 経歴書は前職の翻訳(顧客視点・改善経験)+学習の記録で構成し、作品は「課題設定つきの自主制作」で(未経験の記事)。架空案件を実案件のように書くのは経歴詐称です——「自主制作」と明記すれば、課題設定の質で十分戦えます。
まとめ
- 原則は「作品はポートフォリオ・文脈と数字は経歴書」。相互参照で一冊にする
- 案件は型と体制→担当範囲(正直に)→制約と判断→数字の4点セット
- 守秘案件は経歴書が証言し、スキルは区切って書く。作成はツールの案件単位フォーマットで
クリエイティブ職向けの記事一覧はcreativeハブへ。全般の書き方は職務経歴書の完全ガイドを参照してください。
最終更新:2026年7月5日/project転職編集部
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