看護師 中森 監修 平野 更新 2026-07-05
目次
  1. 経歴の型:5点セットで環境を伝える
  2. 職務要約3行の例
  3. 行き先別の書き分け
  4. 看護師特有の注意点
  5. よくある質問
  6. まとめ

看護師の職務経歴書の書き方|テンプレート付き

看護師の職務経歴書は、「◯◯病院 内科病棟勤務」の羅列で終わっているものが大半です。 それでも売り手市場なので通ってしまう——でも、そこで一段書き込んだ書類は、配属・ポジション・条件の交渉力に直結します。採用側が本当に知りたいのは勤務先の名前ではなく、「どんな環境で、どのレベルの看護を、どんな役割でやってきたか」。その伝え方をまとめます。

🛠 職務経歴書作成ツール(看護師用フォーマット)(※公開時はここに作成ツールが埋め込まれます。病棟単位の入力フォームで、この記事の型に沿った経歴書が完成します)

経歴の型:5点セットで環境を伝える

配属ごとに、この5点を書きます。

  1. 規模と機能:病床数・急性期/回復期/慢性期・診療科(「◯◯病院(◯床・急性期)循環器内科病棟」)
  2. 体制:看護方式(チーム/プライマリー等)・夜勤体制(2交代/3交代・月◯回)・受け持ち人数
  3. 担当した看護:その病棟で多かった疾患・処置・機器(人工呼吸器・化学療法・看取り等、具体名で)
  4. 役割:委員会(感染・褥瘡・安全等)・係・リーダー業務・プリセプター/実習指導
  5. 実績・変化:「新人◯名の教育を担当し全員が独り立ち」「◯◯マニュアルの改訂を主導」——小さくても「自分が変えたこと」

委員会・教育は「雑務」ではなく管理能力の証拠です。 ハイキャリア看護師の記事で書いた通り、役職候補として扱われるかはこの記述で決まります。

職務要約3行の例

「急性期病院(◯床)で◯年、循環器内科・ICUを経験。プライマリーナーシングでの受け持ちに加え、感染対策委員とプリセプターを◯年担当。急変対応と新人教育に強みがあります」

「診療科×経験年数×役割」が3行に入っていれば、読み手はあなたの配属可能性を一瞬で判断できます。

行き先別の書き分け

  • 病院→病院:機能(急性期→回復期等)の変化に合わせ、行き先で活きる経験を上に。「なぜその機能へ」は志望動機の記事の接続と揃える
  • →クリニック:外来対応・採血などの処置スキル・患者説明の経験を前に。「幅広い年代の患者対応」が翻訳キーワード
  • →訪問看護:在宅に繋がる経験(退院支援・家族指導・看取り・多職種連携)を発掘して前へ。病棟しか経験がなくても、この4つはたいてい持っています
  • →企業・治験:正確な記録・スケジュール管理・説明能力の言葉に翻訳。医療用語を非医療の読み手に伝わる形へ

看護師特有の注意点

  • 患者情報は一切書かない:症例の詳細・個人が特定され得る記述は厳禁。「◯◯疾患の看護を経験」の抽象度で十分伝わります
  • ブランクは正直に+現在の準備:復職研修・学び直しを一行添える
  • 認定・専門・特定行為:取得済みは資格欄の筆頭へ。研修中・志望中も「◯◯認定看護師の取得を目指し学習中」と書けます

よくある質問

Q. 転職回数が多く、病棟も多すぎて書ききれません。 A. 直近と、応募先に近い配属を5点セットで厚く、他は1〜2行に圧縮します。回数の多さは「共通する軸」(急性期一筋・幅広い機能を経験等)を要約で先に示すと、散らかって見えません。

Q. 夜勤の回数や受け持ち人数まで書く必要がありますか? A. 書くのを勧めます。体制の数字はあなたの経験の「負荷の濃さ」を客観的に伝える唯一の材料で、条件交渉(夜勤回数の希望)の土台にもなります。

まとめ

  • 病棟名の羅列ではなく5点セット(規模と機能・体制・看護の中身・役割・変えたこと)
  • 委員会・教育は管理能力の証拠として必ず書く——役職候補への入場券です
  • 行き先で並べ替え、患者情報は書かない。作成はツールのフォーマットが最速です

看護師向けの記事一覧はnurseハブへ。全般の書き方は職務経歴書の完全ガイドを参照してください。

最終更新:2026年7月5日/project転職編集部

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